2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

あのひとの歳になったとき、私が今よりも成長していますように

やりたいことがある、と職場の上司が退職しました。一回りも歳の差はないけれど、私にとっては経験値があまりにも違いすぎて追いかけるのが精一杯だった方でした。休職するところまで自分を追い込んでしまったとはいえ、この4年今の職場に留まっていられたの…

おせちの記憶【第15回】短編小説の集い

テーマは「過去」、参加させていただきます。novelcluster.hatenablog.jp 2207年12月31日、松山一恵は160年弱の時を経て重箱を探し当てた。自宅はとうになくなっていたが、残っていた自分の荷物の中に四角い風呂敷包みを見つけた時、わずかながら居場所を取…

軽やかに駆け抜ける/伊坂幸太郎『陽気なギャングは三つ数えろ』

無駄に小難しいことを考えて、書くにも読むにも立ち止まってしまうことがあります。いろいろ放り出して気楽に本を読みたい、そんな時には陽気なギャングの出番です。 陽気なギャングは三つ数えろ (NON NOVEL) 作者: 伊坂幸太郎 出版社/メーカー: 祥伝社 発売…

2か月休んでも抜けない習慣もある

休職期間を終え、今週職場へ復帰しました。 ひとまず人の仕事の手伝いから始めたのですが、2か月休んでいる間に業務は楽になるどころか人員削減でひとり当たりの仕事量が増えていている有様でした。以前のように残業はしないとはいえ、復帰して早々に通常運…

木曜日に買うものは4つまで

近所のスーパーでは日曜日に一定額以上商品を買うと、木曜日に使える値引きシールを配布しています。値引きといっても、税抜きで45円、30円、10円2枚の計4枚がセットなので、全部使っても総額から100円引きになる程度のものです。でも、日曜日に何度もレジに…

隙間風に耐える

窓を閉め切ってぴったりとカーテンを合わせる。引きずるような長いカーテンは冷気の侵入を防いでくれる。敷布団の上に薄い毛布を敷いて、掛布団の上にも毛布を重ねた。布団のあいだには湯たんぽをしのばせる。やかんを火にかけながら、白菜のあいだに豚肉を…

発売日が2日遅れだとしても、通販ではなく書店に並んだ本を買いたい

新刊の開封に忙しそうな朝から本屋に突撃する迷惑な客になってしまった…九州は新刊発売が2日遅いのが本当につらい— からさわ (@karawasa_a) 2015, 11月 23 九州地方は現在2日遅れで新刊が発売されます。 金曜日発売の漫画の新刊を大変楽しみにしていたのです…

休職中にしておきたいこと・してよかったこと

昨日から引き続き休職期間の過ごし方について覚書です。 2か月の休職期間で、体調面・精神面共に休職前に比べてかなり回復しました。 この期間で強く感じたのが「心を変えようとするより体をととのえる」ことの重要さです。 仕事をしているうちに、いつの間…

休み方がわからなかった時やっていた5つのこと

休職期間も間もなく終わりなので、休職中にやってよかったことなど残しておこうと思います。 身も心もボロボロで、休めと言われても「休むっていったいどうすれば?」というところからだったのですが、自分なりにやっていて楽になれたことが5つありました。 …

別れの季節/百年文庫 『秋』

百年文庫第4巻、『秋』の感想です。 (004)秋 (百年文庫) 作者: 志賀直哉,正岡容,里見弴 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 2010/10/13 メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 4回 この商品を含むブログ (7件) を見る 収録作品 志賀直哉「流行感…

「スープが冷めないうちに」【第14回】短編小説の集いリライト

もう第15回のお題が出ていますが、第14回の感想で人称を変えて書いてはと言及いただいたので、リライトに挑戦してみました。 masarin-m.hatenablog.com 元々の投稿作はこちら。三人称で書いたものを、今回は旦那さん目線で書きました。 karasawa-a.hatenablo…

4年前には戻らない。

「4年間で変わったこと、変わらないこと」 11/6から出ていたお題について考えるも、変わったこと、変わらないことの両方がどうにも思い当たらぬまま募集期間最終日になってしまいました。 今の職場に就職したのがちょうど4年前で、人手不足のために1年経たず…

いい加減さと丁寧さをイギリスに学びたい

英語なんて全くしゃべれないのですが、イギリスへ行ってみたいのです。 Googleで「イギリス」と打ち込むと「イギリス料理」と検索候補に即出てくるくらい、食事に関する評判が尽きぬ国ですが、アフタヌーンティーはイギリスの右に出るものはないのではと思っ…

必要とされないとしても、不要なわけじゃない

なんだか逆のことを言っているような記事ですが、どちらにも共感したので書き残しておきます。 dennou-kurage.hatenablog.com gendai.ismedia.jp 誰にも必要とされなくたって構わないけれど、やっぱり必要とされたい 誰かと過ごす時、仕事をしている時、「自…

泥臭くて、忘れられなくて/百年文庫『畳』

百年文庫第3巻、『畳』の感想です。 (003)畳 (百年文庫) 作者: 林芙美子,獅子文六,山川方夫 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 2010/10/13 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (2件) を見る 収録作品 林芙美子「馬乃文章」 獅子文…

誰かが読んだ本を私は読んでいて、私が読んだ本を誰かが読んでいる

図書館で本を借りると、ときどき誰かの貸出期限票が挟まったままになっています。栞代わりに使っていてそのままにしていたのか、存在自体を忘れて放置していたのか、本来であれば借りた当人が持っておくなり捨てるなりするものが突然目に入るのは不意打ちを…

夢があれば貧乏も楽しめる/SWITCHインタビュー 達人達「志村けん×Perfume」

放送していたSWITCHインタビュー 達人達「志村けん×Perfume」で志村けんがPerfumeに語っていた言葉が印象に残りました。 www4.nhk.or.jp 取りこぼしたくなくて慣れぬTwitterにリアルタイムでつぶやきました。 夢がある時は貧乏も楽しめる #etv— からさわ (@k…

チームワークが欠けた部署で、私はどうすればよかったのか

私が働いている職場は、まさにこんな感じの場所です。 cybozushiki.cybozu.co.jp 現在、私は非正規社員でSV(スーパーバイザー)の立場にあります。クライアントから業務の目標値などを指示を受け、課長職などの正社員→現場管理を行う非正規社員(私)→オペ…

苦しい時図書館で手に取った3冊

苦しい時、図書館で目に留まった本を読んで過ごします。先行きが無性に不安になってしまって、手に取った3冊です。 できるだけいい選択ができるように。 女という生きもの 作者: 益田ミリ 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2014/07/10 メディア: 単行本 この…

やる気スイッチと羞恥心チューナー

やる気スイッチという言葉が言われるようになって久しいですが、私はどうもスイッチを入れるだけではうまく行動できないことがあります。やる気を起こして行動する時、羞恥心がそれを阻むことが多々あるからです。 好きな本の感想を書きあげて読み返したら内…

短編小説の集い 第14回感想

初参加させていただきました、短編小説の集い第14回、誤解している部分もあるかもしれませんが、拝見した作品の感想です。 novelcluster.hatenablog.jp 第14回短編小説の集い参加作品~惑星ラウレンティスの謎肉 - 小説をちゃんと書こう 不吉さをたたえた…

片付けた後どうするかが肝要だ/ブログを書く時のルール

ブログを書くのに時間がかかってしまうのが悩みです。 以下エントリでデスク周りの整理とタイマーを使った時間管理を考え、少しずつ片付けを進めてPC周辺が使いやすくなってきたのですが、興味があちこちに逸れてしまって効率よく作業できているとは言い難い…

目に見えない強さ/百年文庫『絆』

百年文庫第2巻、『絆』の感想です。 (002)絆 (百年文庫) 作者: 海音寺潮五郎,コナン・ドイル,山本周五郎 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 2010/10/13 メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 3回 この商品を含むブログ (8件) を見る 収録作品 …

わたしの靴で歩いていく

13630円が、3年間の買い取り価格だった。あのひとに合わせて買った本やDVDは紙袋ひとつに収まる程度の量で、つぎ込んだお金に対して手放した時の戻りはあってないようなものだった。あのひとがプレゼントしてくれたあれやこれやも、ずいぶんよそよそしくて魅…

ものを手放して、少しずつ楽になっていく

休職して1か月が経過し、小康状態が保てる日が増えてきたので、荒れた家を片付けることにしました。 一気に片付け祭りというのは気力不足と思い、少しずつ仕分けしてごみ捨ての日にまとめて出しているのですが、モノが減るごとに気力が回復してきた感があり…

料理の効能/豆腐の卵とじ

なんだかやる気が起きない時や気持ちが沈んでしまった時、料理をするのが億劫になります。そんな時の適当レシピの備忘録です。 【材料】 豆腐 1丁(400g)※木綿が崩れにくくて調理しやすい 豆苗 1/2~1袋 卵 1~2個 醤油 みりん なんか野菜の切れ端とかあれ…

心に秘めておくもの/百年文庫『憧』

以前から気になっていた「百年文庫」シリーズ(ポプラ社)を1巻から順番に読んでみようと思います。まずは第1巻、『憧』。 (001)憧 (百年文庫) 作者: 太宰治,ラディゲ,久坂葉子 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 2010/10/13 メディア: 単行本(ソフト…

仕事に行きたくない時の音楽/仙台貨物「腐況の風」

仕事のことを考えて精神的に波のある状態が続いてしまっている時、仙台貨物の曲が聴きたくなります。 仙台貨物 - Wikipedia 音楽関係の運送会社という設定のバンドで、2009年に倒産し活動休止してしまいましたが、2011年にバンド活動を再開しています。明る…

うまく言葉にできずにいた、ブログについてのこと

こちらのエントリを読んでから、うまく言葉にできないモヤモヤを抱えていたのですが、少しでも文章にできそうな気がしたので拙いですが残しておこうと思います。注目の記事に便乗しているようで怖いです。 hase0831.hatenablog.jp アフィリエイトについて考…

やりたいことはたくさんある/星野源『働く男』

『働く男』(星野源/文藝春秋)を読みました。雑誌連載していた映画エッセイや自作曲解説、又吉直樹氏との対談など、星野源の仕事が集められた一冊です。 働く男 (文春文庫) 作者: 星野源 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2015/09/02 メディア: 文庫 この…