休職中にしておきたいこと・してよかったこと

昨日から引き続き休職期間の過ごし方について覚書です。

2か月の休職期間で、体調面・精神面共に休職前に比べてかなり回復しました。

この期間で強く感じたのが「心を変えようとするより体をととのえる」ことの重要さです。

仕事をしているうちに、いつの間にか体が無理をしている→心にも負担が押し寄せてくる→ますます体に不調があらわれる、と負のスパイラルに陥ってしまっていたなあと感じています。

以下の記事が非常に参考になりました。

hibinokeiko.blog.jp

回復のために役立ったこと 

  1. 生活リズムをととのえる
  2. 1日3食摂る
  3. 散歩をする
  4. 部屋を掃除する
  5. 会えそうなら、人に会う
  6. 記録をつける
  7. 好きなことをする

上記7つがこの2か月で特に気を付けていたこと、してよかったことです。健康な時なら当たり前のようにやっているはずのことが出来なくなっているのに気づくところからのスタートでした。

生活リズムをととのえる

朝起きて、夜寝るのはもちろんですが、起床・就寝時間は会社に通っている時と大幅なズレが出ないように気を付けていました。

どうしても身動きできない時や薬の副作用で苦しい時は無理をせず楽になるまで横になっていましたが、昼寝しても就寝・起床時間はできるだけ一定に保つようにしています。

それから、食事や入浴時間を必ずとることと、買い物やごみ捨てなど生活に最低限必要な活動は定期的に行うようにしました。

1日3食摂る

ひとり暮らしだと特に、食事を抜いたりパン1個で済ませたりしがちです。下手すると栄養失調にもなりかねないので、ダイエットなんて考えずにとにかく毎日3食摂るようにしました。

ここで重要なのは、パンだけ、麺類だけといった単品のメニューではなくおかずを何品か揃えた食事にすることです。休職中は時間に追われて食事がおろそかになることはまずないので、自炊するのがきつい時でも、レトルトや惣菜など何品か用意するようにしています。

もちろん食欲が湧かない時は無理に食べなくていいと思います。

散歩をする

運動した方が体のためになるのでしょうが、そこまでする気力がない時、通院のついでに近所をうろうろ歩いていました。夜眠るためにはある程度疲労感が必要らしいので、体力増進だけでなく質の良い睡眠のためにも散歩するのはよいそうです。

あと、歩いている間はあまり余計なことを考えずにいられるので、外出が苦でない時は公園のランニングコースをぐるぐる周り続けていたこともありました。歩きながら空を見上げていると、ネガティブな感情や不安感が打ち消されるようで精神的にも楽になれます。

部屋を掃除する

部屋の換気をする、布団を干すなどでも十分だと思います。私の場合、玄関とベランダを掃除すると家の中の空気も一気にきれいになったようで過ごしやすくなりました。

部屋が散らかっている場合は、片付けをすると運動にもなるし気持ちの整理もついてきます。物事の判断が難しい場合は無理をしない方がいいですが、必要なものとそうでないものを仕分けたり、余計なものを手放したりすると、自分の考えや気持ちの整理にもつながってきました。

会えそうなら、人に会う

個人差があると思いますが、私の場合は同じ職場の方が声をかけてくださったり、自分と同じような状況に陥ってしまった方とお会いしたりする機会があったので、話を聴いていただくことで楽になりました。

休職期間中、ひとりで過ごしていると考え方が凝り固まってしまうこともあったので、第三者に話すことで偏った考えに陥っていないか見直す一端にもなりました。

記録をつける

自分が思ったことを言語化して残しておくのは大切だと思います。

ネガティブな考えが毎日頭の中を埋め尽くしているような状態が続いていたので、できるだけノートにその日したことや思っていることを書き連ねていました。ブログも最初は非公開設定で毎日思っていたことを書いていたのですが、一度文字にして吐き出してしまうと、徐々に頭の中が整理されていくようになってきました。

休職中はぼんやりと過ごす日も多いと思うので、自分の体調などを振り返る材料としても記録を残すのは有効だと思います。 

結構エネルギーを使うので私は数えるほどしかできていませんが、休職の原因となった事柄について書くのもよいのではないでしょうか。つらかった記憶を深掘りしていくことになるので、きついですが自分の考えを見直したり、別の視点で考え直せる利点はあります。やってみて涙が出てくるような場合はやめちゃっていいと思いますが……。

こちらの本は漫画がメインで読みやすくワークもついているので、軽い気持ちで読むだけでも、しっかり書きだしたいという場合でも使いやすいと思います。

好きなことをする

休みだからって好きなことが出来たら苦労しないんですが、休職期間は自分が好きなことを改めてみつめなおす機会になったと感じています。

私の場合、休職期間に入る1か月くらい前から「好きなことってなんだったけ?」 という状態でした。漫画や小説を読んではいるけれど、あまり楽しめなかったり、内容をすぐに忘れてしまったり。植物を育てたり、手帳を買ったりしてもどこかで自分を追い込む材料集めをしているように思っていました。

好きなことをするにもエネルギーが必要なので、生活リズムをととのえたり、散歩をしてみたりと、ある程度心身が回復してからの方が入り込みやすいのかもしれません。 

私は好きなものを再確認して改めて好きだと思えた時、心がぐんと上向きになるのを感じました。仕事に行きたくなかったり、仕事ができない状況が苦しかったりするけれど、好きなものがあれば大丈夫と思えるところまで来ました。

本当は好きなことが仕事になったらいいなあと思ってはいますが、今のところは仕事を続けながら好きなこともやっていくつもりです。

 

休職するということは、心身ともに相当追い詰められている状況です。

まずはゆっくり休むことを最優先していいし、何かが出来なくなっているとしても自分を責めることはないと思っています。手探りで不安ばかりでも、どこかで出口に辿り着けます。

自分を回復していくのが一番大切です。