休職を繰り返すくらいなら、そんな職場からは離れてしまおう

4月、5月は休職していました。昨年9月末から11月末に休職したのち、職場復帰してから半年も経たずに再び出社できなくなりました。医師からは、うつ状態に陥ると休職を繰り返しても不思議はないと言われていたので、半分は仕方のないこと・もう半分は自己管理が甘かったくらいの考えに留めてひとまず2か月間の休養をいただいたのです。

ですが、ゆっくりと休養がとれて落ち着きを取り戻したので今月から職場に戻ったものの、ひと月も経たないうちに音を上げています。

 

人が足りない・残業が多いといった業務に対するストレスが引き金だと考えて、ひとまず休んで心身をととのえればなんとかなると思っていたのが間違いでした。個人に対する業務量が多いのは確かですが、それ以上に職場の人間関係をどうすることもできない苦しさが根本にあったのです。

仕事中に業務内容や従業員に対する文句が聞こえてくる、直接的に損失につながるようなミスでなくとも執拗に指摘する、残業が慢性化していても見て見ぬふりをする……。休職しようとも一応私は管理者(SV)なので、作業内容の見直しや残業対策をしましょうと上司に持ちかけると、できない理由をつらつらと挙げられるか、やり方も対応も丸投げされて独りで抱え込むしかない状況になってしまいました。他にも同じ立場のSVは複数名いますが、自分のルーチン以外の現場管理・業務改善らしい活動を誰もしていないようです。そもそもお互いがどんな仕事をしているのかが不透明で、意見を求めたり頼みごとをしたりする以前にコミュニケ―ションが取れていません。

上司を頼るのは難しく、横並びのはずのSVと結託もできず、現場からは不平不満の声が上がり重苦しい雰囲気です。重苦しいというのは比喩ではなく、本当に職場に行くと空気が澱んでいて息苦しくなります。

 

以前なら、自分の考えを根気よく伝え続けて少しずつ協力者を増やしていけば変えられることもある、と言っていたでしょう。ですが今は、そんなエネルギーを職場に対して使いたくないと思っています。

今の仕事は 「やりたいこと」ではないけれど「できること」ではあるのだから、心身が落ち着いて元気になってきたらまた真面目にやっていこうと、6月1日の復帰当初は考えていました。そんな殊勝な考えは2週間と少しの期間で吹き飛んで、今は職場から逃げ出したくてたまらないです。もちろん自身の力量不足は否めません。ですが、職場のひとに対する気持ちがどんどん離れているのです。業務自体は多少大変でもやっていけると思えるのに、このひとたちと同じ空間で働きたくないという気持ちの方が勝っています。

仮に業務量が減って作業が楽になったとしても、人間関係で生じる摩擦や無力感は変わらないだろうことを思うと、これ以上今の職場にいてもいずれ耐え切れなくなるでしょう。どうしてもやりたい仕事というわけでもなく、守るべき家族がいるわけでもありません。まして非正規雇用・時給制で働いている身分からすると、残業なく帰るために一所懸命仕事を片付けても、残業してゆっくりと仕事をこなすひとの方が高い報酬を得ていると思うと真面目にやっているのが馬鹿らしくなってしまいます。

 

休職するところまで追い詰められて、愛着もない職場に長居する理由はありません。逃げだと言われようが無責任となじられようが、自分の身を守るのが最優先です。先のことがわからないからといって今の職場にしがみついたところで、次につなげる前にまた自分を損ねてしまいかねません。

自分に害をなすものからは距離を置くこと。これ以上傷口を抉られる前に、逃げる算段をつけて参ります。