「頼りにされている」罠

誰かが自分を頼ってくれたり、やっぱりあなたがいてくれてよかったと言われたりすると、それは頑張ってみようと気を張ってしまうのです。職場復帰して2週間が経過し、調子を取り戻しつつあるかと思いきや疲労の波が押し寄せてきました。

体調を最優先に残業もほぼゼロで退勤できているのに、ぐったりと動けなくなることがあります。本もなかなか読み進められません、そのわりに、一日が終わるのが惜しくてなかなか寝つけなかったり、眠りが浅かったり……ブログを書いている場合ではないのかもしれません。混乱した頭を整理するのに、毎日書くことはちょうどいいと思うんですけれどね。

 

休むことと働くことの天秤が釣り合わなくて、必要とされたい思いが自分のペースを乱してしまいます。自分は頼りにされていると思うことで火事場の馬鹿力的に休職前と変わらない振る舞いをしてしまい、仕事中は気持ちよく働けているのに職場を出ると一気に落ち込んでいました。

ひとのために何かができるのは良いことだと思うのですが、そうやって自分の力を超えて良いことをしようとすると、思いのほか負担が大きく調子を崩すという罠にはまってしまっているようです。

 

だからといって、過剰に気を遣われたり、いてもいなくても同じような扱いを受けたりするのもつらいものがあります。自分でバランスを取っていくしかないので難しいですが、できるだけその時々の気分を感じ取りながら過ごすことを意識するようになりました。

何となくいやだと感じる時や、目や肩など体に違和感がある時は、いったん机から離れるようにしています。緊張すると呼吸が浅くなるというので、作業が一区切りするごとに呼吸にも注意を払います。本当はヨガをしたりゆっくり本を読んだりするのがいいのでしょうが、平日にするには余裕がまだありません。

自分で罠を作って引っかかりに行かないよう、もう少し休む方に心を寄せてあげてもいいのかなと思っています。