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テーマソングがわからない/谷山浩子「フィンランド」

谷山浩子というひとがモンティ・パイソンの「フィンランド」をカバーしています。「ああ、フィンランドね、なんか素敵な感じの国だよね、ちょっと遠いどこかの国だよね」というだけの曲です。

何ともいえない適当な歌詞と谷山浩子の歌声、何より「私のテーマソング」がわからない、音楽に対する私自身の曖昧な態度が共鳴しています。聴いている曲の幅はかなり狭いですが、今週のお題からつらつらと考えるも、どうもピンとくる1曲がありませんでした。

曲を聴く頻度が高いアーティスト名を思いつくだけ挙げます。

LOVE PSYCHEDELICO、フジファブリック、ASIAN KUNG-FU GENERATION、相対性理論、椎名林檎、サカナクション、マキシマムザホルモン、SOIL & "PIMP"SESSIONS、仙台貨物……

どのアーティストも好きですし、曲について感想をいうことはできますが、いざテーマソングと提示されてしまうと、自分自身に重ねられる曲は思い当たらないのです。単純に私個人の聴き込み具合が足りないだけかもしれません。

ですが、今はCDを買わなくても、テレビやラジオをチェックしなくても、インターネットで検索すればPVが公開されていたり試聴できたりします。そもそも形のない音楽をパッケージなしのデータとしてほとんど限りなく入手できる現代では、1曲を聴くために割く時間が短くなっているのではと思うのです。

広く浅く「ああ知ってる、なんかいい感じ」の曲をたくさん聴けるのは楽しいですが、1曲ごとの思い入れが薄められてしまう感覚を覚えます。あと動画と一緒に聞いてしまうと、私はどうしても映像の添え物として受け取ってしまいがちです。

まあ今週のお題に多くのエントリが集まっているということは、こんなことを言っている私に音楽への情熱が足りないだけなのでしょう。

それにしても音楽というものは、求めていたものに巡り合える確率が本に比べてかなり低く感じます。「ショパンなら何でもいい」とか「受難曲が聴きたい」とかなら探すのは容易ですが、本と違ってあらすじはないし、実際に最後まで聴かないと全くわからないし、そういうところが音楽はずるいなあと思ってしまいます。

「音楽」というフィールドは、私にとって「フィンランド」のように憧れの、素敵な感じの、遠いところにある感覚です。クラシックやジャズについてもじっくりと聴いてみたいのですが、言葉にして表現するのが難しい領域に思います。

「私のテーマソング」をいつかは見つけたいものです。そんな感じの曲、どこかにある曲……。

 

フィンランドはどこですか?

フィンランドはどこですか?

  • アーティスト: Ub-X,岩男潤子,谷山浩子,モンティ・パイソン,中島みゆき,石井AQ,橋本一子
  • 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
  • 発売日: 2007/11/07
  • メディア: CD
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