疲れた時のレスキューアイテム/おやすみアニメ

寒さが近づいてくるにつれ、いろいろ疲れた……という投げやりな人間になっていきます。

睡眠と食事以外の救いがほしい

私はやりたいことを頭の中でごちゃごちゃ考える癖があり、願望をやるべきこととして義務化してがんじがらめになりがちです。最近は夢いっぱいな感じのリストにして可視化することで、一歩引いたところから考えるように意識しています。そんなやりたいことリストの中に「自分のレスキューアイテムをつくる」がありました。

よくスキンケア用品の宣伝文句に「トラブル肌をレスキュー」なんてありますが、お肌だけじゃなくて私自信を助けてくれるアイテムをいっぱい揃えよう!という目論見です。

疲れたら栄養のあるものを食べてよく眠るのが一番ですが、主に精神的に疲弊した時の受け皿や、やる気でない時のトリガーになってくれるものはしっかり用意しておかないと、この先潰れてしまいそうな気がするので……。

一所懸命、画面を観なくてもいい

うまく寝つけない夜や、休日なのに落ち着かない時、チェコアニメの「アマールカ」を観てぼーっと過ごすことがあります。  

アマールカ ブック〜はじめまして編〜(DVD付)

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 チェコではヴェチェルニーチェクという10分程度の子供向け番組があり、アマールカもその枠で放送されていたそうです。森の精アマールカが、かわいく踊ったり困っている相手を助けたりする話ですが、泣き落としを使ったり羊が葉っぱを噛んで幻覚を見たりと妙なユーモアがあります。

日本語版は吹き替えと字幕の両方があり、アニメーション全編にバート・バカラックの曲を子守唄にアレンジした楽曲が流れています。吹き替えのかわいい声を聴きながらぼんやり話を楽しむのもよいですが、字幕版にしてなんとなく画面を流しながら音楽を聴くのも心地よいです。

テレビやPCの画面を観ていると、何も見逃すまいと肩肘張って息をひそめていることがあります。本当に疲れている時はモニターを消してしまうのが一番なんでしょうが、なんとなくテレビを観てしまうよりはアマールカの方がリラックスできそうです。1話は10分もありませんが、細かいこと考えずぼんやり観ていられます。

かわいいものが見たいわけではなく

海外アニメとして、ロシアの作品ですがユーリ・ノルシュテインの「霧の中のハリネズミ」やパペットアニメの「チェブラーシカ」も好きです。ただ、これらの作品は決して「かわいさ」や「癒し」といった言葉だけで語られるものではないと思っています。ストーリーは心温まるような優しい内容が多いですが、根底には各々が抱える不安や孤独が漂っていて、私は観るたびに若干の寂しさを覚えます。その寂しさは居心地の悪いものではなく、もともと抱えていた感情を気づかせてくれる穏やかなものです。登場キャラクターが人間だけではないことも起因しているように思います。

アマールカやチェブラーシカはグッズ化もされているようですが、このまま「かわいい」だけの一過性のキャラクターにならないといいなあと思っています。関東圏ではグッズやイベントが充実しているように感じているので、もう少し全国的に広まってほしいです。

 

書きたいように書いてしまいましたが、こんな感じで少しずつ自分のレスキューアイテムを増やしていきたいと思います。