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ひとりバレンタインの準備をしたい

暮らし 読書

記事を書く画面の左上に(お題)バレンタインデーと出ているのを見て、今年は人様に何か用意する必要は全くないことに気づきました。昨年までは職場のひとや恋人に何かしらお菓子を準備していましたが、今年のバレンタインデーは会社は休みだし独り身だし休日に会ってまでプレゼントをしたいひともいないし、大変フリーダムです。書いていて寂しくなってくるだろうかと思っていましたが、今のところそんな気分は微塵もないようです。ひとり楽しすぎるぜー、という別種の寂しさを醸し始めているのかもしれません。

だいたいイベントに乗っかる必要自体ありませんが、真の目的は誰かにプレゼントするのに便乗して自分が甘いものを食べたいというさもしい根性に他ならないのです。キリスト教司祭ウァレンティヌスのことはさておき、日光も少なく寒くて暗い冬は甘いものが欲しくなります。デパートに行けば立派なチョコレートがびっくりするような値段で並んでいますが、小さくて高級感のあるものより多少出来栄えは荒くてもたっぷり食べてしまいたい欲を満たしてくれるのは、結局のところ自分で作るのが手っ取り早いのです。

チョコレートを食べたいのではない、甘いものが食べたいのだ(チョコレートもあれば食べるけど)。 

男子スイーツ塾!  (柴田書店MOOK)

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毎年、チーズケーキが食べたい時に読み返す本。なぜか、社会学者の古市憲寿さんや落語家の柳家三三さん、作家の橋本紡さんら7人の男性が、料理家の津田陽子さんに作り方を教わりながらお菓子作りをする構成の料理本です。工程ごとに写真で説明がされていてとてもわかりやすく、料理中の津田さんと男性陣の会話やコラムも楽しめます。

カスタードソースを作って、クリームチーズ、生クリームとあわせて冷やし固めるタイプのチーズケーキが、初めて作ってから好物になり年に1度は作ります。高いバターを用意する必要もなく、生クリームの泡立てが上手にできたらあとはきっと大丈夫と思えるレシピです。

他にも、フォンダンショコラやプリン、フィナンシェ、キャラメルムースなど電子レンジで簡単に作れるものから焼き型が必要になるものまで10以上のレシピが載っています。「男子のためのお菓子作りの本」と表紙に思いっきり書いてますが、もちろん女性も使えます。

パウンドケーキ、クッキー、ビスコッティと食欲に任せてお菓子ばかり作っている時期がありました。最近気力が湧かず、台所に立つのも億劫な時がありますが、今年はひとりバレンタインのためにお菓子作りの準備を始めようかなと思っています。

うまくいくんだかどうだかわからないカップルの行く末や相手とのつながりを確かめるかの如くお菓子を交換し合うグループを尻目に、ひとり自由に甘いものを食べるのです。