料理の効能/豆腐の卵とじ
なんだかやる気が起きない時や気持ちが沈んでしまった時、料理をするのが億劫になります。そんな時の適当レシピの備忘録です。
【材料】
- 豆腐 1丁(400g)※木綿が崩れにくくて調理しやすい
- 豆苗 1/2~1袋
- 卵 1~2個
- 醤油
- みりん
- なんか野菜の切れ端とかあれば追加
- ごまやねぎがあるとおいしい
【手順】
- 豆腐を適当な大きさに切って鍋に並べる。切るのが面倒なら手でちぎる。
- 豆腐が半分ひたるくらい水を加えて醤油とみりんをひとまわしずつ入れる*1。卵を2個使いたい時はもう少し多く入れる。
- 野菜の切れ端とかあれば一緒に入れて、蓋をして火にかける。
- 豆苗を食べやすい大きさに切る。
- 卵をボウルに割ってほぐしておく。
- 豆腐が煮えてきたら反しながらつゆを絡め、豆苗を入れる。
- 豆苗に火が通ってきたら卵を加える。
- 卵が半熟になったら火を止めてお椀によそう*2。あればごまやねぎを散らす。
2食分くらいにはなるので、残りは翌朝か次の晩ごはんにして楽をします。つゆを多めに作っておくと、ご飯にかけた時美味しいです。
食欲がない時は豆腐をご飯代わりにして欠食を防ぎます。本当は食べたくない時は食べなくてもいいのでしょうが、栄養不足の身ゆえ1日3食は守りたいところです。
料理したくない気分を変えたい時
きつい時、料理は無理にするものではないと思います。でも、気持ちが落ち込んでやる気をなくしている場合、料理することで少しだけ力を取り戻せることもあるのです。
NHK「きょうの料理」を観る
毎月1度、料理家の土井善晴さんが登場する回があるのですが、説明がとても丁寧でどの料理も美味しそうです。手順も簡単なレシピが多いので、貧血持ちでレバーが欠かせない私は土井さんのレバにらのお世話になっています。
そして一緒に解説をする後藤繁榮アナウンサーとの掛け合いに和みます。連発されるダジャレに笑えるようになってきたら、心が元気になってきた証かなと思います……。
9月からは月に1度、生放送でもおふたりの掛け合いが見られるようになりました。
きょうの料理はほとんどの回が料理家さんとアナウンサーの組み合わせで進行されますが、土井さん&後藤アナ、栗原はるみさん&アンディ、岩槻里子アナ回は個人的に外せません。年末が近づいてきたら、おせち特集で気合を入れます。
よしながふみ『きのう何食べた?』を読む
かなり実用的なレシピが載っているので献立の参考にもなる漫画ですが、主人公と食材を分け合ったり一緒に料理をしたりする、佳代子さんという主婦が登場します。やりくりも料理も上手な佳代子さんは、様々な名言を残してくれます。
まーまーお料理しよーよ!
料理作ってる時ってちょっと無心になれるじゃない?
だからごはん作るだけでイヤな事あってもけっこうリセット出来んのよねあたし
やっても終わらない仕事に追われていたり、同じ悩みに苦しめられていたりする時、手順があってゴールがあってゴールについたら美味しいものが食べられる料理という行為は、自分に一段落つかせてくれます。
単調な作業をしている時ほど嫌なことを思い出してしまうというケースもあるようですが、私は割と目の前の料理でいっぱいいっぱいになってしまうので余計なことを忘れられます。単に要領が悪いだけともいう。
6巻48話のさばみそも、料理って一所懸命きっちりしなくてもいいんだと思わせてくれる話でした。
寒さも日に日に増してきて、あたたかい食事が恋しくなる時節ですね。あまり気張らず、食事の時間くらいはゆったりととりたいものです。