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スーパー歌舞伎Ⅱ 『ワンピース』、観に行きますか?

市川猿之助主演のスーパー歌舞伎「ワンピース」が本日初日を迎えるとNHKのニュースでやってたので現時点での感想です。九州島民なもので、公演を観に行く予定は今のところありません。なお、歌舞伎役者は中村屋贔屓(初めて見た舞台が18代目中村勘三郎襲名披露公演でした)、『ONE PIECE』はコミックスで読む派です。

初めて本公演の告知を観たときは度肝を抜かれましたが、俳優祭で『ベルサイユのばら』や『白雪姫』など、いわゆる歌舞伎のために作られた本以外の作品の上演もあったので、その延長上にあるものかと個人的には思っています。

松竹としては歌舞伎を知らない若い世代を呼び込むことを狙っているようです。若者といっても、10代の学生ではなく『ONE PIECE』連載当初から作品を知っているような20代~30代を差しているのでしょうが、今回の公演にどのような観客が集まるか考えてみました。

  1. 市川猿之助や他出演者のファン
  2. 「ONE PIECE」のファンで、歌舞伎化に否定的でない方
  3. スーパー歌舞伎が好きな方
  4. 新作歌舞伎を観たい方
  5. 習慣的に歌舞伎を観ている方

思いつく限りだとこんな感じですが、2以外はもともと歌舞伎に興味がある方のはずなので、新しく呼び込もうと狙っているターゲット層は案外少ないのではと思います。個人的には3階席で観るとしても、新橋演舞場までの交通費など考えるとそれなりの出費になってしまうので、そこまでつぎ込める予算と情熱が足りない状態です。関東圏在住で気軽に新橋演舞場へ行ける方や金銭的に余裕のあるONE PIECEファンが、観客のどれくらいを占めるのか気になります。

それにしても「物語の舞台は頂上戦争編」といわれても、ONE PIECEをよく知らないというひとには全く分からないですよね。トナカイやガイコツが仲間にいるし、悪魔の実の説明なんかもどうするんでしょう。一応、歌舞伎の演目で近いものはないのかと曽我物を連想しましたが、共通項は「兄弟が出てくる」「すごそうな敵がいる」ぐらいで全く別物でした。

漫画ならセリフ以外に解説がコマに入れられますが、歌舞伎ではセリフで説明するか、立ち回りでうまく表現しないといけないので難しそうです。まさか義太夫で語るわけではないですよね……。

私は観劇前に、上演される演目の内容について一通り調べているのですが「市川猿之助ファンだけどONE PIECEは全然知らない」という方はコミックスとかアニメとか観て行かれるのかなあ。

ニュースで流れていた稽古の様子からすると、歌舞伎のような見た目をしたミュージカルという印象を受けました。賛否両論あるのでしょうが、観に行く方がいたらぜひ感想を知りたいです。

 そもそも歌舞伎ってどうやって作っていくのかすごく興味があります。

スーパー歌舞伎―ものづくりノート (集英社新書)

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