急いでないけどガツガツ本を読みたい

 本は書店で購入するより図書館で借りることが多いのですが、当然ながら公共のものなので読みたい時に都合よく読めないことはあります。なので、私は割と図書館の予約サービスを利用して、順番が回って来るまで待つことが多いです。そうしているうちに予約しておきたい本が溜まっていって、予約状況が不思議なことになっていました。以下図書館でのやりとりです。

私「返却と貸出と予約お願いします」
司書の方「はい……あの、本の予約はあと1冊しかできないみたいですけど、いいですか」
私「3冊予約したいんですけど、できないんですか」
司書の方「本の予約は10冊が上限なんですけど、なぜか今12冊予約されてます。でも、今日3冊予約の本が届いているので予約冊数が9冊になって、新しい予約追加はあと1冊に……」(この辺で司書の方も私も数字がぐるぐる回ってる感じになってる)
私「じゃあ1冊だけ予約お願いしたいんですけど、予約用紙に書いてしまった2冊はどうしたらいいですか? 用紙捨てたほうがいいですか」
司書の方「ええと、残りの2冊は他の予約本が届いて予約枠が減ったら追加で入れられますけど、それでもいいですか」
私「はい、お願いします。なんかすいません……」
司書の方「いえ、予約本の状況によって、追加が遅くなるかもしれないのでお待ちくださいね」

予約冊数に上限なんてあったのかと今更知って恥じ入るばかりでしたが、上限を超えて予約が入っていたのは謎です……。読みたい本が読めるならいいかと目をつぶることにしました。手間のかかる利用者に対応してくださって図書館の方に感謝です。

ファッションのように時代の流行に沿わなくても、本は好きなように読めるところが好きです。今が旬という本もあるのでしょうが、本当に必要な本なら年月を経ても読み続けられるんじゃないかと思っているので、「今すぐに」という感覚は薄いです。予約待ちの期間が長いと、いざ借りたとき「なんでこの本予約したんだろう」と思うこともありますが、その落差も面白く読んでいます。

変なたとえですが、日本昔話みたいにお茶碗山盛りにしてもりもりご飯を食べるように本を読むのっていいなと思っています。

 

今回 残り1冊の予約枠に入れてもらったのは中村うさぎの『他者という病』です。最近承認欲求について興味があるので、外したくないと思い。三浦しをんとの対談『女子漂流 ーうさぎとしをんのないしょのはなしー』も面白かったです。

そしていったん予約をあきらめたのは、星野源の『働く男』と、着物を眺めるのが好きなので『きもの便利帖』。星野源は音楽をやっている方と思っていたのですが、本も出しているしコント番組にも出てると聞いて最近気になっているひとです。

なかなか借りられないなら買いに行けばいいんですが、重たい家具を置きたくないという理由で我が家には本棚がありません。あまり本を買わず図書館を利用する理由はそこにもあるのだと思います……